2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「聖徳太子の十七条憲法」その十六 春より秋まで農・桑の節、民を使ふべからず

第十六条 [春より秋まで農・桑の節、民を使ふべからず]民(たみ)を使ふに時をもってするは、古(いにしへ)の良き典(のり)なり。ゆえに冬の月に間(いとま)あり、もって民を使べし。春より秋に至までにて農(なりはひ)桑(こかひ)の節(とき)なり、…

「聖徳太子の十七条憲法」その十五 私を背(そむ)きて公に向ふ

第十五条 [私を背(そむ)きて公に向ふ]私(わたくし)を背(そむ)きて公(おおやけ)に向(むか)ふは、これ臣(やつこらま)の道なり。およそ人私(わたくし)あるときはかならず恨(うら)みあり。憾(うら)みあるときはかならず同(ととのほ)らず。…

「聖徳太子の十七条憲法」その十四 我人を嫉むときは、人また我を嫉む

第十四条 [我人を嫉むときは、人また我を嫉む]群臣(まえつきみたち)・百寮(もものつかさ)、嫉(うらや)み妬(ねた)むこと、あることなかれ。我すでに人を嫉(うらや)むときは人また我を嫉(うらや)む。嫉(うらや)み妬(ねた)む患(うれ)へその…