2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

極楽浄土の心をたずねる旅その三十八 世界中の修行者が一切の真理を知る

今回の第四十五願と次回の第四十六願が、四十八願の集約のような気がします。阿弥陀仏を知った者が最終的にたどりつく境地です。そこで、中国語原文、読み下し、意訳の順でご紹介します。[第四十五願] 【中国語原文】 他方国土。諸菩薩衆。聞我名字。皆悉…

極楽浄土の心をたずねる旅その三十七 躍りあがるほど喜んで菩薩の修行に励む

第四十四願 世界中の修行者は、阿弥陀仏の名を聞くならば、躍りあがるほど喜んで菩薩の修行に励み、善行を積み重ねる。[薫] 「躍りあがるほど喜んで」という訳文の中国語原文は「歓喜踊躍(カンギユヤク)」。この言葉に思い当たります。浄土真宗の開祖で…

極楽浄土の心をたずねる旅その三十六 人々に尊ばれる家に生まれ変わる

第四十三願 世界中の修行者は、阿弥陀仏の名を聞くならば、寿命尽きて後、来世は尊貴の家に生まれる。[薫] 「尊貴の家」とは何でしょうか? 二千年前のインドではカースト制度や四姓制度が支配的でした。カースト制度は家と職業が固定して世襲されるもので…