2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

極楽浄土の心をたずねる旅その三十三 身心障害の克服(上)現世利益(ゲンゼリヤク)

第四十一願 世界中の修行者は、阿弥陀仏の名を聞くならば、覚りをひらくまでの間、身心に障害がない。[薫] 第四十一願は身心障害についての誓願です。仏教では人間の体を眼・耳・鼻・舌・身体・意によって構成されると考えますので、視覚・聴覚・嗅覚・味…

極楽浄土の心をたずねる旅その三十二 自分を磨き、人々の心を知り、仏さまのお手伝い

第四十願 極楽浄土に生まれる修行者は、すべての仏の世界を、思うままに見ることができる。ちょうど曇りのない鏡に自分の顔を映すように、宝石をちりばめた樹々のなかに、すべてを照らし出してはっきりと見える。 [薫] この願も言葉だけでとらえると、すで…

極楽浄土の心をたずねる旅その三十一 「極楽発この世行き」菩薩ツアーの励まし

第三十八願 極楽浄土に生まれた人たちは、衣服を欲しいと思えば、仏のお心にかなった尊い衣服を、おのずから身につけている。仕立て直し、染め直し、洗い直しの必要はない。第三十九願 極楽浄土に生まれた人たちは、すべての煩悩を断ちきった修行僧のような…

極楽浄土の心をたずねる旅その三十 異なった思想を容認する

第三十六願 世界中の人々や修行者たちが、阿弥陀仏の名を聞いて、常に清らかな修行をするならば、かならず覚りをひらいて仏となる。第三十七願 世界中の人々や修行者たちが、阿弥陀仏の名を聞いて、大地に体を投げ、首を垂れて礼拝し、喜び信じ疑わずに、慈…