2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

歎異抄讃歌その二十四 第十三条〈1〉まず人を千人殺してくれないか

[意訳] 【親鸞】唯円坊は私の言うことを信じるか? 【唯円】はい信じます。 【親鸞】それでは、私の言うことに背かないか? 【唯円】つつしんでお受けいたします。 【親鸞】まず、人を千人殺してくれないか。そうすれば唯円坊の往生は定まる。 【唯円】聖…

歎異抄讃歌その二十三 第十二条〈3〉それでこそ学問をする値打ちがある

[現代語] 学問をするのであれば、ますます深く阿弥陀仏のご本意を知り、途方もなく大きい慈悲による本願の心を学びましょう。そして、自分のようなつまらない者は往生できないかもしれないと心配している人に、阿弥陀仏の本願においては差別がないこと、善…

歎異抄讃歌その二十二 第十二条〈2〉言い争いをすれば煩悩が起こる

[現代語] たとえ他の宗派の人たちに「念仏は力のない人のためであり、その教えは浅くてつまらない」と言われても、けっして言い争いをしてはいけません。「私のように自ら覚る力がない愚か者で学問がなくても、本願を信じれば救われると聞いています。能力…

歎異抄讃歌その二十一 第十二条〈1〉本願を信じ念仏申さば仏になる

[現代語] 教典や解説書を読んで勉強しない人は浄土に往生できるかどうか分からない、という説は全く論じるに値いしません。本願他力の真実の心を説き明かしている聖典は、「本願を信じ念仏申さば仏になる。そのほかには何の学問もいらない」と教えています…