2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「聖徳太子の十七条憲法」その六 悪を懲らしめ、善を勧むる

第六条 [悪を懲らしめ、善を勧むる]悪(あ)しきを懲らしめ、善(ほま)れを勧むるは古(いにしへ)の良き典(のり)なり。これをもって人の善(ほま)れを匿(かく)すことなかれ。悪(あ)しきを見ては必ず匡(ただ)せ。それ諂(へつら)ひ詐(あざむ)…

「聖徳太子の十七条憲法」その五 治むる者、利を得て常とし、賄を見ては聴く

第五条 [治むる者、利を得て常とし、賄を見ては聴く]餐(味わいのむさぼり)を絶ち、欲(たからおしみ)を捨てて、明らかに訴訟(うったへ)を弁(さだ)めよ。それ百姓(おおみたから)の訟(うったへ)は一日に千の事(わざ)あり。一日すら尚(なほ)し…

「聖徳太子の十七条憲法」その四 民を治むるの本、礼に在り

第四条 [民を治むるの本、礼に在り]群卿(まちきみたち)百寮(ひゃくりょう)、礼(いや)びをもって本(もと)とせよ。それ民(おおみたから)を治むるの本(もと)、かならず礼(いや)びに在り。上(かみ)礼(いや)びなきときは、下(しも)斎(とと…